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…の試写会へ行ってきました。もちタダ・チケv

6割ほどの客入りでした。試写会にしては、少ない気が…。
まぁ平日の夜だから、そんなものかな。



あらすじ。

同じ民族が南北に分かれ、激しく争っていた朝鮮戦争の時代。
朝鮮半島のどこかに、そんな戦争とは、全く無縁の平和な村があった。

村の名前は、トン・マッコル。
“トン=子供のように”・“マッコル=純粋な村”。

村人の誰一人として、
戦争が起こっていることさえ知らないような村に、
ある日、3組の来訪者たちが訪れる。

空から降ってきた青い目の米国人。
何だかワケありの二人組の韓国軍兵士。
平壌へ帰還途中の三人組の北朝鮮軍兵士。

予期せぬ敵との遭遇に、彼らは、当然に反目する。
しかし、村での生活を営むうちに、彼らは、
村人の無垢な対応に感化され、互いに理解しあっていく。

そして、彼らに村への愛着が芽生えるころ、
村にはとんでもない危機が迫っていた…。



★☆☆☆☆(1)…(-_-メ)スベッテルヨウナ



今回は、辛口。


“ぅーん、スベッてるよ…これ。”
というのが、正直な感想です。

パンフとか読んでないので、監督/製作者の意図については、
詳しく知りませんが、たぶん、笑えて、感動もできるような
エンタメ作品を狙ったのだと思います。

だけど、“二兎追うものは…”という感じで、
まとまりに欠いている印象を受けました。

なんだか座り心地が悪い感じ。
それが意図されたものだったらいいのだろうけど。
デイジー』で感じたのと同じようなバランスの悪さが…。


コミカルな演出をするにしては、
テーマが重過ぎるし、映像は、リアル過ぎるような…。

それに、笑わせたいにしては、
笑いを誘うための手法がなんだか古くさい。
どこかで見た、あるいは定番な感じがする展開ばかりで、
斬新さを感じさせるようなものはなかったです。

一方で、感動を呼び起こすには、総じて、なんだか薄っぺらい。
戦争などへの切り込みも、鋭さを感じなかったな。
加えて、肝心の場面では、迫るようなリアリティさに乏しく、
入り込めなかった。演出が陳腐なのも、原因の一つかも。


結局。何を見せたいのか、何を魅力としているのか…
わかりませんでした。

加えて、「こんなシーン、どこかでみたことあるなぁ…」
というのも多々あって、食傷気味な気分も味わった次第で。


大抵、ジブリ映画を実写化してみました的な映像が多かった。
それらにしても、アニメの世界なら成り立つけど、
実写じゃ…浮世離れしすぎでしょ。あるいは、嘘くさ過ぎるでしょ!!
と感じさせる場面も多かった。

その他にも、“ぁあーこんな映像、最近の邦画でもあったなぁ”など多数。



まとめると。この映画。

CGや発破などの表現技術は、あちらこちらと
意欲的に取り込んでいるのだけど…
その用い方を失敗しているんじゃないかな、
という印象を始終、感じました。

表現方法がミスマッチ、あるいはスベってるでしょ…と。

加えて、テーマそれ自体についても、せっかく朝鮮戦争などの
貴重な題材を取り扱っているのに、切り込み不足というか…
物足りなさが残りました。


思い返せば…

『八月のクリスマス』、『イルマーレ』、『シュリ』、
『JSA』や『猟奇的な彼女』などなど…
で、凄いな韓国映画って思った。

けど最近は、世間的な話題や知名度の高い映画が増えた一方で…
自分的に、魅力を感じる映画が少なくなってきた。

たんに、観てないだけかな…。

おれ一人が思ったところで、どうでもいいことかも知れないけど…
“韓流”このままでは、ジリ貧だと思う。


改めて…今回は、辛口。



『トンマッコルへようこそ』
監督:パク・クァンヒョン、音楽:久石譲、
出演:シン・ハギュン、チョン・ジェヨン、カン・ヘジョン、
       イム・ハリョン、ツ・ジェギョン、リュ・ドックァン、スティーブ・テシュラー、他。






>>http://filmsbooks.blog.shinobi.jp/Entry/35/

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